芦屋のクラシック音楽コンサートホール

  • 兵庫県芦屋市東芦屋町3-9
    TEL:0797-55-0730

イベント情報

2021年12月

2021.12.26

21.12.26ベートーヴェンチェロソナタ全曲演奏会

コロナで明け暮れたこの一年、年末に第九の音も聞こえてこない冴えない一年だった。しかし昨日打ち上げられた次世代天体望遠鏡で135億年前の、ビッグ・バンの光が今見られる可能性が出てきたという科学ニュースに明るさを覚えた。そんな興奮の覚めやらぬ中、Salon Classic では今年最後のリサイタルがあった。チェリスト海野幹雄とピアニスト宮下朋樹のベートーヴェンチェロソナタ全曲演奏会だ。

わずかな休憩はあったが、第1番から第5番まで2時間半ほど弾き放し、そのすべてを海野は一切譜面見ずに暗譜で無念無想の表情で弾く。もちろん左手の指は細かく激しく上下し、右腕は大きく左右に動いている。その無念無想の後ろで一生懸命にピアノを弾く宮下、絶妙のコンビが生み出す音楽美に私は完全に圧倒された。二人とも気高い。第3番の出だしの音は今も耳に残っている。このような曲想を描くベートーヴェンの感性はどうなっているのだろう。天文学者の頭脳も分からないが、芸術家の感性も分からない。しかし昨日、今日はこれらの天才に心が打たれた。

コロナのせいで観客は多くなかったが、今回特筆したいのは一番前の席でおとなしく聞いていた三才の坊やだ。ママの横でどんな気持ちで聞いていたのだろうか。 

21.12.26 ベートーヴェンチェロソナタ全曲演奏会

Salon Classic 芦屋市東芦屋町3-9

演奏者 海野幹雄(チェロ)&宮下朋樹(ピアノ)

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2021.12.23

21.12.23 佐藤美都子(Vn)&秦はるひ(Pf)クリスマス・コンサート

クリスマスイヴの前夜、楽しかるべきこの季節にオミクロンが出現、戦々恐々の日々。しかしサロン・クラシックでは昨夜大人の雰囲気の中で音楽の世界巡りをした。奏者は私と世代が近く、たおやかでまるやか、音楽はやはりズームでなく空気丸ごと漂うホールで味わうものとあらためて感じた。

曲はオミツクロイ。一人の奏者がバイオリン語、もう一人はピアノ語、二人一緒に、あるいは一人一人で、その言語であちこちの国に誘ってくれた。バイオリン語で訪れたバッハ国の枯淡の味が良かったし、ピアノ語で訪れたショパン国の感傷的な気分もよかった。多くの国は今までに何回も行ったが、一度に巡ってみるとどの国も独特の味、哀愁、喜び、晴れやかがあり、味わいも一入、今回はグルック国の精霊たちの踊りに特に魅せられた。 

佐藤美都子(ヴァイオリン)& 秦はるひ(ピアノ)クリスマス・コンサート

Salon Classic(芦屋市東芦屋町3-9)

チケット 一般4,000円、学生3,000円

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2021.12.04

21.12.04(土)サクソフォンとピアノのデュオ・リサイタル

師走入りして初めてのSalon Classicでのコンサート、山田美和(サクソフォン)と天野圭子(ピアノ)のデュオリサイタルが大変よかった。コロナのせいもあってか何となく侘しい年末をサクソフォンの甘怠い音色が癒してくれた。このサクソフォンの都会的でアンニュイ(物憂げな、けだるい)な感じが私は元々好きだ。どこかシャンソンの枯れ葉を思わす風情もあった。今日、あらためて感じたことだが、管楽器は人間の息の延長のようで、手で操る楽器よりももっと身近で人間臭く感じた。とくにサクソフォンはその感が強い。また今日の曲の多くは1930年前後生まれの、私とあまり変わらない世代の作品だけにヨーロッパ中心とはいえ雰囲気的に近親感を覚えた。

 

 

 山田美和(サクソフォン)& 天野圭子(ピアノ)デュオ・リサイタル

2021.12.04(土)開演14:30(開場14:00)

Salon Classic 芦屋市東芦屋町3-9

チケット 3,000円

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