芦屋のクラシック音楽コンサートホール

兵庫県芦屋市東芦屋町3-9
TEL:0797-55-0730

イベント情報

2020年11月

2020.11.09

藤森亮一(チェロ)&横山美里(ピアノ)デュオ・リサイタル

2020年11月9日 (月)
藤森亮一(チェロ)&横山美里(ピアノ)デュオ・リサイタル
 
今日(11/8)は、19世紀初頭のウィーンのサロンに自分がいるような錯覚をした。ハプスブルグ家の貴婦人然とした横山美里と貴公子の藤森亮一、この二人のコンビが、今日はベートーヴェン中期の作品チェロソナタ第3番とショパンの数少ないチェロソナタをヨーロッパ風の(と思っている)Salon Classicで演奏したからだ。
ベートーヴェンを聴いているうちにひとりでに曲が藤森の容貌に思えてきた。何かを内に秘めたような壮大で希望に満ちた輝いた顔、そこに優美だが威厳のあるピアノの横山の顔が重なった。次はショパン、今度は横山の容貌が先にきた。その貴婦人然とした顔は夢想的で、ロマン的な高揚感で輝いた曲そのものだった。ショパンは自らが華やかなピアノを弾くから、同じく華やかなヴァイオリンよりも低音で包容力のあるチェロを好んだのだろう、それが今度は藤森の顔に思えてきた。
ソナタとは別に弾いた横山のピアノソロ、ショパンの「舟歌」に心底痺れた、
なお、左の壁に掛けた30号の絵はこのお二人と読響の小森谷巧コンサートマスターの三人で作るThe Grand Trioの演奏ぶりを私が10年前に描いたもの。
 
~~~プログラム~~~~~
ベートーヴェン:  モーツァルト「魔笛」より「恋を知る男たちは」の主題による
7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46
ベートーヴェン:  チェロソナタ第3番 イ長調 Op.69
第1楽章 Allegro, ma non troppo
第2楽章   Scherzo : Allegro molto
第3楽章   Adagio cantabile – Allegro vivace
~~~~~~~~(休憩)~~~~~~~~
ショパン   :   舟歌 嬰ヘ長調 作品60(ピアノソロ)
ショパン   :  チェロソナタ ト短調 Op.65
第1楽章    Allegro moderato
第2楽章    Scherzo : Allegro con brio
第3楽章    Largo
第4楽章    Finale : Allegro
 

2020.11.06

伊藤順一ピアノリサイタル

 M77  2020年11月6日 (金)

伊藤順一ピアノリサイタル 2020年11月3日(祝、火)
芸術の秋といえどもコロナ禍の下ではもう一つ冴えない。芸術など不要不急の最たるものとして遠ざけられそうな今日のムードだが、こんな時こそ逆に音楽で気分を一掃したいものだ。今日、文化の日、Salon Classicでベートーヴェンがコロナの「悲愴」な思いを耳一つで心の静謐に変えてくれたのだから音楽はありがたい。この曲はベートーヴェン自身が「悲愴」と名付けたらしいが、彼はこのピアノ曲で強靭な思想を表現したかったのだろうか。
伊藤順一のいつもの優美なショパン曲に比べてこれはいささか硬派の部類に感じたが、それだけに本日はこの曲が一番印象に残った。多くの拍手に応えて次から次へとにこやかにアンコール曲を繰り返した伊藤は、コロナのため来年に延期されたショパンコンクール(ポーランド)の本選へ向け今日も練習に余念がなかった。
アンコール曲
ブラームス:間奏曲 op.118-2
プリュードン:昔の物語
ラヴィーナ:初めての告白
ショパン:ワルツ5番
 
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